CTPとは(Computer TO Plate)コンピュータトゥープレートの略でコンピューターからプレートセッターという製版機器を通して直接刷版を作成(ダイレクト刷版)する仕組みです。従来行程のようにイメージセッターによるフィルム出力、刷版での殖版作業の工程が短縮されることで、スピード効率が向上し、品質も高くなります。
CTPを利用することによって、5%以下の網点も表現が可能になり、より高精度の版の作成が可能になりました。
低コスト
作業工程の縮小で低コストを再現。
RIPサーバーが行う写真の網点化と版材への直接出力は、従来のイメージセッタ、モノクロスキャナなどによる印刷紙出しを不要にしました。また版下作成の切り貼り作業も不要となり、製版工程の省力化でコストダウンが図れます。
短納期
作業工程のデジタル化でスピードアップ。
アナログ製版工程と比較すると、大幅な時間短縮が図れます。また、製版処理の高速化ともあいまって、トータル的に作業効率をアップし、納期短縮に寄与します。
高画質
5%の網で、従来は再現しづらかった写真を高画質で再現。
プレートへの描画は半導体レーザー方式を採用。繊細な写真などにも高精度な網点の再現性を発揮します。解像度1200dpi(光学解像度)の出力と湿式超微粒子トナー現像方式との組合わせにより、プロの要求品質に答える高画質が得られます。
CTP出力の作業フロー
データチェック、面付け、EQUIOSによるRIP処理入稿したDTPデータに問題ないかチェックをいたします。
問題があればお客様にご連絡いたします。
面付け作業が終わると、EQUIOSによるRIP処理開始します。
刷版ができあがるとゴミ汚れ、ピンホールがないかチェックします。
作業指示書をもとに最終検査を行います。
CTP出力機 PlateRite 8600
四六全判対応のサーマルCTPのスタンダードモデル。64ch光源を搭載したプレートライト8600は、1時間あたり菊全サイズで20版の出力が可能。
カラープルーフィング PX-H10000/EPSON
印刷物のデータはカラープルーフィングシステム(LabProof SE/大日本スクリーン製造)で色調をコントロールされ、大判インクジェットプリンター(PX-H10000/EPSON)で出力されます。